氷川丸の見学料金や所要時間は?割引券やアクセス情報も!

氷川丸の見学料金や所要時間、アクセス情報から割引券の有無までご紹介します!

氷川丸は日本郵船が運行していた貨客船で、現在は

客室を見学することができる「客船エリア」

氷川丸の歴史が展示されている「展示エリア」

などがあります。

屋外デッキにはデッキチェアーがあり、くつろぎながら横浜港の景色を堪能することができるスポットです。

日本の造船技術や客船の船内インテリアを伝える貴重な産業遺産として高く評価され、2016年に重要文化財に指定されています。

そんな氷川丸について詳しくご紹介していきたいと思います。

もくじ

日本郵船氷川丸とは?

氷川丸

氷川丸は1930(昭和5)年4月25日に現在の三菱重工業(株)、当時の横浜船渠で造られました。

当時最新鋭の船として造られた氷川丸は北米航路シアトル線に配船され、11年3か月もの間太平洋を横断する貨客船として活躍しました。

残念ながら太平洋戦争によって航路休止となってしまいましたが、航海数73航海、乗客数は1万人以上と氷川丸の中でも華やかな時代となりました。

氷川丸の出航風景

氷川丸には多くの著名人が乗船したようで、日本を観光で訪れていたチャーリー・チャップリンは横浜から氷川丸に乗船し、帰国されたそうです。

他にも秩父宮様御夫婦や講道館柔道の創始者である嘉納治五郎など豪華な方々が乗船されたことも有名です。

1937年の日中戦争、1939年の第二次世界大戦が勃発してから遠洋航路は次々と休航となり、氷川丸も1941(昭和16)年7月20日を最終航としてシアトル航路は休止となりました。

その後は海軍特設病院船として改装され、国際条約に則り船体のデザインも大幅に変更されました。

病院船時代の氷川丸

一、二等社交室や一等特別室はそのまま残されることとなりましたが、一般の客室などは改装され病院設備や病室が設けられたそうです。

病院船の任務は戦地の海軍病院と日本を結び、戦傷病者を収容して日本に帰国させることに加え、治療、衛生検査や戦地や軍艦への医薬品補充など様々だったようです。

氷川丸は計24回の航海で3万人以上の戦傷病兵を輸送しましたが、その最中3度も触雷に遭遇したそうですが、厚い銅板によって他の船よりも頑丈に造られていたため沈没することなく現存しています。

戦後は紆余曲折の後シアトル航路へ復帰することができましたが、飛行機の普及や老朽化、積荷の激減などの理由によって1960(昭和35)年に引退することとなりました。

氷川丸は船齢30年と長い間活躍し、太平洋横断254回、船客数2万5千人以上と偉大な功績を残しました。

日本郵船氷川丸への行き方は?

広域地図

氷川丸は神奈川県横浜市の山下公園の中にあり、シーバスなどの観光船乗り場の横に停泊しています。

電車や市営バス、シーバスや車など様々な交通手段があり近くにはマリンタワーや中華街や大桟橋などの観光スポットもありますので、一番行きやすい行き方を選択するとよいでしょう。

ただし、車で行かれる方は駐車場がありませんので近隣の有料駐車場をご利用ください。

車の方で山下公園駐車場に駐車され、駐車券に氷川丸の受付でスタンプを受けた方は駐車場の支払総額が500円割引になるサービスも行っているようですのでぜひご利用ください。

氷川丸は今にも動き出しそうな雰囲気があり実際に船で旅行に行くかのような気持ちを味わっていただけると思いますので、気になった方はぜひ訪れてみてください。

日本郵船氷川丸の開館時間と定休日は?

開館時間 10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日 月曜日 (祝日の場合は開館、翌平日休館)臨時休館日

日本郵船氷川丸の見学料金は?

氷川丸は通常一般の方の入館料は300円です。シニア(65歳以上)は200円、小学生から高校生までは100円と安い料金で楽しめる施設となっています。

重要文化財であることを考えるとかなり安く感じますね。

近くにある日本郵船歴史博物館とのセット券ですと、一般の方が別々で購入すると700円かかるところを500円で見学することができます。かなりお得です。

氷川丸から日本郵船歴史博物館は徒歩15分またはバスで5分とかなり近くにあり、せっかくですのでどちらも見学していただきたいところです。

日本郵船氷川丸の割引券を利用して見学しよう!

一般300円が250円、シニア(65歳以上)200円が150円になるクーポンも公式ホームページにからプリントアウトできるようになっています。

こちらからご覧ください。

また氷川丸は他の施設と合わせて利用すると安くなる相互割引を行っています。

対象の施設は横浜ランドマークタワー69階の展望フロア・スカイガーデンと横浜人形の家の2ヵ所です。

横浜ランドマークタワーのスカイガーデンでは、氷川丸や氷川丸と日本郵船歴史博物館のセット券の半券を提示することで最大300円も安く絶景を見ることができます。

(大人:1,000円→700円、高校生・65歳以上:800円→600円、小・中学生:500円→300円、幼児200円→無料)

また逆に、スカイガーデンの半券を氷川丸入館時に提示することで割引を受けることもできます。

(大人:300円→250円、65歳以上:200円→150円)

横浜人形の家と氷川丸の相互割引では、どちらも入館時に半券を提示することで50円引きとなるサービスを行っているようです。

横浜を堪能されたい方はこの相互割引を利用することをおすすめします。

それぞれ内容が変更することもありますので、行かれる際はホームページなどをご確認されてください。

日本郵船氷川丸の見学所要時間は?

氷川丸はかなり大きい船であることに加え、細部の作りやインテリアなどに目を惹かれるためかなり長い時間楽しめるのではないかと思います。

精密な機械がある部屋や関係者以外立ち入り禁止の場所などがかなり少なく、ほとんどの部屋を見学することができることも楽しめる理由の一つですね。

すべての設備をじっくり見た場合、所要時間は一時間ぐらい余裕で感じられてしまうのではないでしょうか。

屋外デッキには座れる場所があり、横浜の景色を満喫することもできますので時間などあっという間に過ぎてしまうと思います。ぜひ訪れてみてください。

日本郵船氷川丸見学の見どころは?

氷川丸は実際に約30年にわたって活躍し、海上で保存されている船舶としては初の重要文化財としても登録されています。

造船・工業技術上の価値などが認められたことで重要文化財に指定され、1930年当時としては最新鋭のディーゼル機関を搭載し、

一等食堂

アール・デコ様式の美しいデザインが施された船内のインテリアは、この様式が日本に直輸入された最初の建築意匠となります。

当時を感じることができる少しレトロな内装は誰もが目を惹かれてしまうのではないでしょうか。

機関室<

他にも、機関室など少しマニアックな部屋など見学できる場所の多さや、実際に座って当時の雰囲気が体験できるところなど様々な見所があります。

大人から子供まで楽しめるスポットになっています。

日本郵船氷川丸のまとめ

氷川丸について詳しくご紹介してきましたが、実際に行ってみたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

氷川丸についてまとめると、

・日本郵船が運行していた貨客船で、日本の造船技術や客船の船内インテリアを伝える貴重な産業遺産として高く評価され、2016年に重要文化財に指定。
・1930(昭和5)年からシアトル線として活躍し、1960(昭和35)年までの約30年間太平洋横断254回、船客数2万5千人以上と偉大な功績を残した。
・神奈川県横浜市の山下公園の中にあり、一般の方の入館料は300円だが他の施設と合わせて利用することで安くなる相互割引などお得な割引券もある。
・1930年当時としては最新鋭のディーゼル機関を搭載し、アール・デコ様式の美しいデザインが施された船内のインテリアが見所。

となります。現在見学できる施設の中でも歴史的にかなりの功績を持つ見学スポットだと思いますので、

船が好きな方から歴史が好きな方まで幅広い方に楽しんでいただける場所なのではないでしょうか。

電車やバスなど様々な交通手段がありアクセスも良く、他の施設との割引も利用することで横浜の街を堪能していただけると思いますので、気になった方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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