ヤマハ音楽教室・幼児科のあとはどうする?進路コースを解説!

ヤマハの音楽教室は、未就学児の頃から音楽に親しむための教育を行っています。

その幼児の頃はコースが一つなので選択する必要がありませんでしたが、幼児科のあとの進路は6つのコースに分かれています。

現在、幼児科でレッスンを受けているお子さんや保護者の中には、進路について迷っている人もいるでしょう。

幼児科に入れようか迷っている方で、幼児科終了後の事を気になっている人もいると思います。

そこで今回は、「幼児科の基本的な情報」「幼児科のあとの進路」「幼児科のあとの進路の月謝」「幼児科のあとのコース選び」についてまとめてみました。

もくじ

ヤマハ音楽教室の幼児科とは?

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人間は4~5歳の時に、音楽的な能力が著しく発達します。

その大事な時期に、聴いたり、歌ったり、演奏してみたり、読んだり、作ってみたりして、音楽の基礎能力を向上させるのが幼児科の特徴です(対象年齢は4歳と5歳)。

2年間、同じくらいの歳の子供たちと楽しんでレッスンするので、長続きしやすくモチベーションを保てます。

それに親と一緒のグループレッスンなので、不安感なく集中できるでしょう。

ただ、親御さんの時間も取られてしまうので、入会を希望する人は事前に拘束時間を計算した方がいいと思います。

月謝は6500円ですが、消費税と教材費はまた別です。

1クラス10人くらいで、1時間のレッスンが年に40回あります。

開講月は5月と11月ですが、地域によっては11月に入会できないので注意して下さい。

入会金・施設費も教室ごとに違ってきます。

レッスンの主な内容は、「きく」「うたう」「ひく」「よむ」の4つです。

「きく」ではCDや演奏を聴くことによって、音楽の要素を全体的に把握できる能力を培います。

「うたう」では、歌うことで音楽を表現します。

先生の歌声や演奏をまねて歌い、音楽を理解していくのです。

「ひく」ではまず片手で演奏の練習をし、それから両方の手で演奏できるようにします。

そうして演奏することで、音楽を合わせる力や基礎的な伴奏力などを養います。

「よむ」の読むでは、楽譜を読んだり五線上の場所を確認したりします。

これは楽譜に慣れるためのステップです。

そして、3ヶ月で1つの曲を片手で演奏し、半年で両手の演奏を、1年で和音や調を教わり、2年で色々な表現の演奏が出来るようになります。

ヤマハ音楽教室の幼児科のあとの進路は?

幼児科のあとに進めるコースは、下記の5つです。

○ジュニア専門コース(グループ・個人併用コース)
○ジュニア総合コース(グループ・個人併用コース)
○ジュニアピアノコース(個人コース)
○ジュニアエレクトーンコース(グループまたは個人)
○ジュニア アンサンブルコース(グループ)

総合コースに進む場合、個人レッスンをピアノかエレクトーンから選択します。

個人レッスンをピアノにした場合でも、グループレッスンで使うのはエレクトーンです。

総合コースのレッスン内容は、個人とグループの両方で行う「レパートリー」、主にグループで行う「ソルフェージュ」と「アレンジ」、グループで行う「アンサンブル」があります。

レパートリーでは、様々な楽曲を弾けるようになるまで練習し、技術を高めます。

ソルフェージュとアレンジでは、基礎・アレンジ能力の向上を目指します。

アンサンブルでは様々なジャンルの楽曲を、グループで仕上げていきます。

ジュニア専門コースには幼児科を修了していなければ進めず、オーディションがあるので総合コースよりハードルが高いです。

専門コースのレッスン内容は、グループで行う「ソルフェージュ」「アンサンブル」と、グループと個人の両方で行う「創作」と、個人で行うレパートリーがあります。

ソルフェージュではメロディーを真似て演奏したり、楽譜を読んだりします。

アンサンブルではパートを分担し、グループで演奏します。

創作では、編曲や曲作りをします。

レパートリーでは多くの曲を経験し、演奏技術を磨いていきます。

ジュニアピアノコースは、「レパートリー」「ソルフェージュとアレンジ」です。

ジュニアエレクトーンコースは、レッスン内容は「レパートリー」と「エレクトーンアレンジ」です。

ジュニアアンサンブルコースは3人から6人でレッスンを行い、「レパートリー」「ソルフェージュとアレンジ」「アンサンブル」を行います。

ヤマハ音楽教室の幼児科のあとの月謝は?

全てのコース共通ですが、月謝の他に教材費が掛かり、教室によって施設費が変わってきます。

下記の金額は全て税抜きです。

「ジュニア専門コース」の月謝は、1年目と2年目が16000円、3年目と4年目が18000円、5年目と6年目が20000円です。
「ジュニア総合コース」の月謝は、個人レッスンを月何回行うかで変わってきます(グループレッスンは全て月3回)。
個人レッスンが月1回の場合は、1年目と2年目が9500円、3年目と4年目が10500円、5年目と6年目が11500円です。
個人レッスンを月2回にすると、上記の金額に+2500円上乗せされます。
個人レッスンを月3回にすると、更に+2500円上乗せされます。
「ジュニアピアノコース」はステップ制で、1つのステップは1年程度です。1・2・3のステップの月謝は8000円で、4・5・6のステップの月謝は10500円です。

「ジュニアエレクトーンコース」もステップ制ですが、個人レッスンかグループレッスンかで月謝の額が違ってきます。
個人レッスンの1・2・3ステップの月謝は8000円で、4・5・6のステップの月謝は10500円です。
グループレッスンの1・2・3ステップの月謝は7500円で、4・5・6のステップの月謝は8500円です。

「ジュニアアンサンブルコース」の月謝は、1年目と2年目が7000円、3~6年目が8000円です。

コース修了までに掛かる月謝の総額が気になる方は、修了までにトータルでいくら掛かるのかを計算してみて下さい。

まずは通う予定の教室の施設費から調べるといいでしょう。

ヤマハ音楽教室の幼児科のあとはどのコースを選ぶ?

「ジュニア専門コース」では、より専門的な学習ができます。

ヤマハ音楽教室がこれまで培ってきたノウハウから、最大限能力を伸ばすカリキュラムを組んでいます。

「ジュニア専門コース」では個人レッスンとグループレッスンを両方行い、演奏力を向上させます。

総合コースは、「専門コースはハードルが高い」と考えている人が選ぶ事が多いです。

エレクトーンとピアノのどちらかに専念させたい場合は、「ジュニアピアノコース」「ジュニアエレクトーンコース」を選んで下さい。

ただし、ジュニアエレクトーンコースは、教室によって個人でレッスンを行う場合と、3人から6人でレッスンを行う場合があります。

一方、ジュニアピアノコースは、個人レッスン内容しかありません。

幼児科の時と同じようにグループで楽しくレッスンをしたいのなら、「ジュニアアンサンブルコース」が向いていると思います。

ヤマハ音楽教室の幼児科のあとのまとめ

この記事では、主に幼児科のあとのコースについて解説しました。

幼児科のあとに選ぶコースによっては、2年間一緒に練習してきたお友達と分かれることになります。

その所為で、お子さんのモチベーションが下がってしまうかもしれません。

ヤマハ音楽教室に通う目的について、一度お子さんと話し合ってみた方が良いと思います。

高い演奏技能を修得したいのか、共通の趣味を持つ友人を持って欲しいのか、学校以外の居場所を作って欲しいのかなど、目的を具体的にしていけば進路を決めやすくなるでしょう。

この記事に書いた情報が少しでもお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき有り難うございました。

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