ラグビーワールドカップの直前に怪我をしたにも関わらず一躍注目を集めたグジウォン選手ですが、この活躍をキッカケに韓国籍であるグジウォン選手の兵役はいつ行くのか?韓国の反応など話題に上がっています。そこで兵役はいつなのか韓国の反応や怪我などについて調べてみました。
もくじ
グジウォンの経歴
名前:具智元(グジウォン)
国籍:韓国ソウル
生年月日:1994年7月20日
年齢:25歳(2019年度)
身長:184センチ
体重:122キロ
血液型:O型
ニックネーム:グーくん、グーちゃん
父:具東春(グドクチュン:元ラグビー選手)
兄:2歳上の具智充(グジユン:現ホンダヒート所属)1993年5月2日生まれ
出身校:大分県佐伯市立鶴谷中学校⇒日本文理大付属高校⇒拓殖大学
所属:ホンダヒート、サンウルブズ
ポジション:プロップ
グジウォン選手の父親である具東春(グドクチュン)さんが韓国代表のラグビー選手だったため、幼い頃から自然とラグビーに慣れ親しんでる環境で育ちました。
父親のドクチュンさんのポジションもプロップですので、父の背中を見て成長されたのでしょうね。
プロップとはスクラムの最前線であり、スクラムのかなめでもあります。
ドクチュンさんは韓国代表を務めたのち、活動の場を日本に移し、日本のホンダヒートでも活躍されました。
また2歳年上の兄の具智充(グジユン)さんも同じ高校に進学し、現ホンダヒート所属で活躍されています。
また、学生時代時代を過ごした佐伯市では、グジウォン選手のワールドカップ出場を市役所に横断幕を上げて応援されています。
グジウォン・ワールドカップ直前に怪我!
グジウォン選手は、9月20日開幕のラグビーワールドカップに向けた日本代表の強化合宿に参加しました。この合宿は6月下旬から7月上旬に宮崎県で行なわれました。
しかし、この合宿中の練習でタックルに入った際に、右手の甲を骨折してしまうというアクシデントが起こってしまいました。
そのため、7月27日~8月10日行われたパシフィック・ネーションズカップ(PNC)に参加することができませんでした。
この試合で日本は3戦全勝を果たし、5年振りに優勝を果たしたのです。
この時点ではまだラグビーワールドカップの出場メンバーが決定していません。「自分の力を発揮し、W杯メンバーに選ばれたい」とインタビューで答えています。
怪我の間は三重県のホンダヒートに戻り、ジムで体力作りを中心に調整していたそうです。
8月下旬、正式にラグビーワールドカップ代表として無事にメンバー選出されましたが、開幕直前のアクシデントを乗り越えるというアクシデントがあったのでした。
グジウォンの活躍・韓国の反応は?
左:母親の李銀淑さん(イ・ウンスク) 右:具東春さん(トンチュン)
韓国で生活するグジウォン選手のご両親は、現在、韓国でフライドチキンのお店を経営されているそうです。
お二人の後ろにある数々の写真やメダルから、ラグビーへの熱い思いと愛情が伝わってきます。こうして、ご家族のサポートがあったからこそ、ラグビーワールドカップ代表選手に選ばれたのだと感じ取れました。
ご両親は、この快挙に「応援していただいた皆さんに感謝します」と笑顔で答えられたそうです。
そして、グジウォン選手の日本での活躍を韓国の方々はどう感じているのでしょうか?
日本と韓国の冷え切った話題がニュースで流れることが増えた今日この頃、気になってしまうとこでもあります。。
そんな日韓関係をグジウォン選手がインタビューでこう答えています。
「韓国でラグビーがそれほどメジャーなスポーツではないのも大きいと思いますが、とくに(批判的な言葉は)ありません。逆に韓国のラグビー仲間はみんな応援してくれています。『お前は日本代表でもあるけど、オレたち韓国の代表でもあるんだ』と。
ぼくは日本と韓国の人たちに応援してもらえる。それがとてもありがたい。ぼくがW杯でがんばることで、韓国を好きになる日本人が増えて、日本を好きになる韓国人が増えれば、と思っているんです」
ラグビーだけに関わらず、音楽や食文化、ファッションなど、両国のの国の良い所もお互いに理解はしていると思います。
政治的な感情は除いて、グジウォン選手の活躍がよい方向へと向かうといいですね!
グジウォンの兵役はいつ?
韓国には憲法3条により、20代の男子が約2年間に渡り徴兵制度を受けなければなりません。
第3条 一、大韓民国国民である男子は憲法とこの法の定めるところにより兵役の義務を誠実に遂行しなければならない。
韓国籍のグジウォン選手は現在25歳ですが、10代の頃からラグビー一筋だったため現在まだ兵役には行っていません。
韓流アイドルの方々も比較的20代後半の30歳手前で行くことが多いようです。
グジウォン選手は4年後はまだ29歳ですのでラグビーワールドカップ出場も充分に視野に入れている年齢だと思います。
なので兵役に行くとしても4年後のラグビーワールドカップを終えてからの可能性が高いでしょう。
また、オリンピックでメダルを取った場合は兵役免除と、涯年金をもらえるといった保証がありますが、ラグビー日本代表としてメダルを取ったとしても、韓国のメダルではないため該当はしないと思われます。
グジウォン選手がもし日本国籍を取得し、帰化した場合は兵役の義務は消滅します。
この先グジウォン選手がどのような選択をするかは予測できませんが、グジウォン選手の選択を見守り応援したいと思います。
グジウォンの年収は?
スポーツ選手の年収トップ100という統計がありますが、こちらには野球、バスケットボール、テニス、サッカー、アメフトなどの選手が名を連ね、ラグビー選手の名前はありません。
まだまだ他のスポーツと比較して年収面では厳しい面もあるようですね。
おそらく1000万~2000万円くらいといった推測が多いようですが実際のところは不明です。
危険と隣り合わせのスポーツです。年収面にも評価が比例されることを願います。
グジウォン相撲部屋へのスカウト!と大食い伝説!
グジウォン選手は中学時代を大分県佐伯市で過ごしていました。
当時は178センチ、94キロでラグビー選手としては体格は決して大きくなかったのです。しかし中学生としては規格外、成人男性としても充分に大きな体ですよね。
元韓国代表で「アジア最強プロップ」と呼ばれた父東春さんの影響もあったせいか、成長期を迎えて一気に食事量が増えたそうです。
中学3年生の時、「思い出づくり」も兼ねて即席相撲部に参加しました。
焼き肉店ではファミリーセット4皿(12人前相当)以上を注文し、九州大会では巨大佐世保バーガーを平らげて団体での全国大会出場に貢献したのです。
「機敏な動きでセンス抜群」とお声がかかり同協会関係者からスカウトの電話もあったそうです。
左が中学3年時のグジウォン選手です。相撲のまわしも違和感なく似合っていますね!
日本文理大付高時代に毎週、ラーメン店「南国」へ通っていました。
南国は佐伯市出身の力士、嘉風もこよなく愛する名店です。
土日の昼食後、寮から徒歩で片道1時間かけて、学割価格の大盛りチャーシュー麺とご飯を3セット以上注文していました。
しかし、徒歩で帰宅すると、その頃には腹が鳴っていたとか(笑)
怪我をしても豚骨ベースの「佐伯ラーメンを食べれば治る」が口癖だったそうです。そんなお気に入りの一品があると本当に心強いですね。まさにおふくろの味ですね。
また高校2年の時、夏祭りの大食い大会に飛び入り参加をした際、大人に交じってカレーライス600グラムと特産のくじゃく(ゆで卵が入った練り物)2個にコカ・コーラ500㎖を一気に飲み干してグジウォン選手は圧勝しました。
こちらがこのくじゃくです。大分の特産です。飲み込むのに時間がかかりそうです。
グジウォン選手の大柄な体格を見た市民の皆様は「あの子は何者なんだ」と驚いたそうです。
グジウォンのまとめ
第9回ラグビーワールドカップが日本で開催され、日本チームの歴史的快進撃を起こした一員となったグジウォン選手。
母国の韓国を離れ、日本と韓国の両国から応援される選手と大きく成長を遂げました。
そんなグジウォン選手から目が離せません。これからも応援していきましょう!